長女の髪を結いながら 〜やればできる〜
今朝、少し時間にゆとりがあったので、
登園前の娘の髪を編み込んでやりました。
実は私、つい数ヶ月前まで、女の子の可愛らしいヘアアレンジが苦手でした。
特に編み込みに対しては昔から苦手意識があり、
練習する気にもならなかったのです。
しかし、ついに娘が「アナにしてほしい!」「エルサにしてほしい!」などと希望をいうようになったのです(笑)
とうとうきたかと思うとともに、
着飾ることに興味がなく、言いたいことが言えない性格だった私は、
娘のそうした自己主張が嬉しく、せっせと練習を始めたのでした。
そして。
ようやく私はコツをつかみ、長女の髪を編み込んでやれるようになりました。
そして気づいたのです。
『やればできる。ってこういうことか。』と。
私はこんなに小さな成功体験でさえ、今までロクに積んでこなかったのだ、と。
受験も、部活も、一応はそれなりに、頑張ってきたつもりだけれど、
失敗が怖くて、自分の限界に挑戦したことはなかったように思う。
どうせ無理だからと予防線を張って、
ロクに頑張りもせずに、ほらやっぱり私なんてと自分を蔑み、
他人のフリをして生きてきた。
なんてかわいそうなことをしたんだろう。
もしも娘がそんな思いでいたら、と考えただけで涙が出てくる。
母も、こんな風に思ってくれたことがあったのかな…。
ずっと母の愛に疑問を抱いてきたけれど。
私が自分のフィルターを通して娘を見ているように、
母も母のフィルターを通してしか私のことを見られないんだな。
見えていた世界は、景色は、何もかもが違っていたはず。
伝えなければ、わからないんだなぁ。
長女の髪を結いながら、今日はたくさんの気づきがあった。