努力の仕方

最近、とあるネットニュースでタレントの武井壮さんの言葉が取り上げられているのを拝見しました。

 

あまり存じ上げていなかったのですが、武井さんの生き方や名言の数々に、多くの人が胸を打たれているようですね。

 

今回私が目にしたツイートは以下のものでした。

 

 

私もかつて、伸びない自分に失望していた時期がありました。

 

私の場合、『伸びない』というよりも『できない』だったかもしれません。

 

学生時代、卒業後の就職を前提として、アルバイトをさせていただいた施設がありました。

 

採用が決まった時はとても嬉しく、やる気満々で、この場所で咲くのだと意気込んでいました。

 

しかし、私は事あるごとに職場で注意を受け、笑顔が減り、失敗が増え、どうにもならない悪循環にはまっていきました。

 

そしてついに、私は上司にこんな風に言われてしまいます。

 

 

『もし本当にこの仕事に向いていないんだとしたら…必死なあなたが心配だ…』

 

 

なんとか成長したいと必死でもがいていた当時、この言葉はものすごくショックでした。

 

上司や先輩がこんなにも時間や労力をかけて私を指導してくれているのに、

 

私は何一つ結果で応えることができない。

 

やっぱり、私には向いていないのか…

 

どんなに努力したって意味がないのか…

 

 

 

しかし今、武井さんのツイートを見て感じたことは、

 

あの頃上司は、“身にならない努力に身を削っていた私を本気で心配してくれていた”

 

ということでした。

 

実際、病気になる一歩手前のような状態で、半ば無理矢理、退職の道を選ぶことになってしまいました。

 

 

武井さんは続けてこうもおっしゃっています。

 

  

 

当時の私は、働くということに対して半端な気持ちでいたことは間違いありません。

 

福祉の仕事をすることで、人から感謝されることを期待していました。

 

困っている人を助けることで、私が救われたいと思っていました。

 

しかし本来仕事とは、他者にとっての価値を生み出す対価として報酬を受け取るものです。

 

そもそも私は自分自身には価値がないと思っていて、

 

誰かに価値を付与してもらいたくて、人と関わる仕事がしたかった。

 

そんな状態の私が価値を提供できるはずがなく、

 

報酬を受け取る資格もなかった。

 

 

 

しかしこんな風に過去のことをブツブツ書く時間も無駄に思えるほど、武井さんはさらに力強い言葉を続けています。

 

 

 

なんて力強いメッセージなんでしょう。

 

百獣の王を目指されているそうですが、なるのでしょうね、きっと…。

 

私も、正しく努力して、最高の自分を目指したいと強く思いました。